アルバイトの場を訓練の場に

高校生や大学生、あるいはフリーターの人を含め、いつか正社員として就職したいと考えている人は多いでしょう。志望する会社や目指している職業はいろいろでも、そこに至る道は簡単ではないかもしれません。就活に関連するマニュアルやセミナーが人気を集めているようですが、あくまで表面的でテクニカルなサポートにすぎません。確かに、就職活動の役には立つでしょうが、やはり現実社会で通用する本当の実力を鍛えることの方が重要ではないでしょうか。

企業が求める能力の一つにコミュニケーション力があります。社内で毎日行われる報告、連絡、相談や、取引先との商談や交渉など、ほぼすべての仕事にこの能力が付いて回ります。必要なことを分かりやすく、適切に周囲に伝える重要なスキルを表しています。この能力を鍛える簡単な方法が現場での実地訓練です。そして、その手っ取り早い方法が学生時代のアルバイト経験になります。スーパーやコンビニなどの小売店でも十分鍛えることは可能です。店舗の販売業務や外回りのセールスなどはもっと実践的な訓練ができるでしょう。飲食店のスタッフも同様です。どんな職場でも、上司や同僚がいて、顧客にもいろんな人がいます。相手のタイプや態度を見極めて柔軟に、そして臨機応変な対処が求められます。その基本に誠意や細やかな気遣いが求められることは言うまでもありません。表面的な営業スマイルやマニュアル通りの対応で通用しない場面にいっぱい遭遇するでしょう。むしろ、そういう苦い経験を積めば積むほど鍛えられるはずです。今後、アルバイトでコミュニケーション力を身につけるよう意識すれば、将来必ず大きな財産になるでしょう。

いかに人とコミュニケーションが取れるか、それが大事